昨日、富山県高等学校PTA大会・指導者研修会の記念講演を聞く機会を与えていただいた。私は、子どもが今年3月高校を卒業しておりますのでPTA活動はしておりません。が、安全互助会の関係で、今年3月にその互助会が発展的解消して財団法人富山県高等学校安全振興会が設立された折、評議員となり任期が2年であり任期を全うして欲しいとのこととなり、今回、記念講演の案内をいただき大変興味深い演題であったので参加しました。
演題 「うちの子は大丈夫!本当にそうでしょうか?」 ー全国高校生意識調査を踏まえてー
講師 京都大学大学院医学研究科 助教授 木原雅子氏
木原先生はエイズ問題が専門で現在「国連合同エイズ計画共同センター」のセンター長等を務められている。また、WYSH(Well-being of Youth in Social Happiness 頭文字)プロジェクト推進者である。このプロジェクトは厚生労働省の支援、文部科学省の支援を受け、現在37都道府県で実施されている。
木原先生からは、高校生の問題、意識実態を各項目に分けアンケート調査(高校2年生22万人)の結果を分析されたものを、資料として提出いただき、パソコンとプロジェクターを使い解り易く説明していただいた。教育現場に自ら行き、生徒と直接対話して生徒がリラックスしてグループディスカッションできる状況をつくったりして、その上でアンケート調査を行った結果のデーターである。内容のある中味の濃い、教育現場の校長先生や先生方には大変参考になる講演であったであろうと思われる。私も家庭での子どもとの向き合い方について薀蓄をいただいた。
特に性行動の意識について驚きであった。高校2年生の調査であるが、男子では18.4%、女子では22.8%(参考2004年度調査 同2年生 男子19.6%、女子28.5%)が経験している。内、性関係の相手の数については、4人以上が男子16.8%、女子21.3%であることについてもビックリである。その性体験のある、なしでの各種問題(例 いじめにあったこと、万引き等)について比較結果を示され、また色々なデーターと高校生の生の声をお話され、2時間の講演がアットいう間に過ぎた。
WYSHプロジェクトには、青少年を支えるネットワークの形成が必要である。それも細かいネットワークが家庭、地域、学校、行政、保健所、病院、警察等の協力、支援、連携あるネットワークが必要と訴えられていた。WYSH教育のゴールは、性教育・エイズ教育という病気の予防だけでなく、生きるための基礎教育(1.危険から身を守るー危機管理教育、2.社会性を身につけるー人間基礎教育)をして集団の中で適切な時期に適切な人間関係が築けることに力点を置き、生徒たち一人一人の中に眠っている可能性を見つけ、それをみがき、将来に夢と希望を持てる生徒児童を育てることを目標としている。
木原先生は、最後に「都会・地方の区別なく、子どもたちはとても危ない状況である。このような状況を作り出しているのは、われわれ大人社会である。そのような子どもたちに適切な教育や支援を提供するのも大人の責任である。」そして「その取組みには、科学的な裏づけと『大人の本気』のかかわりが必要である。各地域/各学校の子どもたちの状況にあわせた取組みが、子どもたちに一番身近な保護者を中心として早急に開始されることを期待する。」と講演を終了された。
子を持つ親としてやれることから子どもと接していきたい。また市議会議員としては、その広報マンとして、さらには教育委員会へ青少年の支援ネットワークが構築されるよう積極的に働きかけていきたい。
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