日銀は、昨日金融政策決定会合で2008年度の経済成長率がマイナス1.8%、2009年度はマイナス2.0%となり2年連続マイナス成長と戦後最悪の落ち込みが2年続くとの予測をまとめた。
白川日銀総裁は、「先行き見通しは極めて不確実性が高い」と指摘。物価も2年連続下落すると判断している。これから企業支援、資金繰り支援策の拡充をしていく方針とのことである。
このマイナス成長とはどういうことか。「マイナスなのに、マイナス成長と言うことはどういいうことか」と、昨日ある人に質問され困ってしまいました。そもそも何を指して成長率と言っているのか。基本的には、実質国内総生産(GDP)の成長具合率を言っていると思うと答えました。
実質国内総生産
実質国内総生産とは、時間の経過にともなう価格・物価の変化を取り除いた国内総生産のこと。
例えば、昨年1億円の家を100件作ったとする。
昨年の国内総生産は100億円になります。
今年は家の価格が1件2億円となり、200件作りました。
今年の国内総生産は400億円になります。
今年の国内総生産は対前年比で4倍になりました。
しかし生産数は2倍です。
国内総生産を価格の変動で割った数値が実質国内総生産です。
国内総生産÷価格の変動=実質国内総生産
400億円÷2=200億円
200億円を実質国内総生産ということに対して、
昨年のGDP100億円と今年の400億円は名目国内総生産といいます。
成長率も名目(経済)成長率と実質(経済)成長率に分けて考えます。
実質成長率=名目成長率-物価上昇率
名目成長率 100億円→400億円 400%成長
物価上昇率 100億円→200億円 200%
実質成長率=400%-200% 200%
実質経済成長率(じっしつけいざいせいちょうりつ)とは、実質GDPに基づいた経済成長率のこと。実質成長率とも呼ばれる。名目経済成長率の対義語。
実質GDPは名目GDPと下記のような関係をもつ。
上式より、名目GDPをGDPデフレーターで除したものが実質GDPとなる。実質経済成長率とは、この実質GDPの変化率のことをいう。
[編集] 名目経済成長率との比較
マネーサプライと密接な関係にある名目成長率 に対し、実質成長率 はむしろ労働投入、資本投入、生産性などによって左右されるという違いがある。
[編集] メリット
- 物価変動の影響が取り除かれているため、実際に感じる成長率に近く、また時系列による変化を比較しやすい。
[編集] デメリット
- 物価変動とあわせて算出する必要があり、計算が面倒である。また名目経済成長率のほうが実感に近いといわれる場合もある。
と言うことで、マイナス成長は分かりましたか。ある評論家は、この様な状況を経済恐慌と言うのだと。恐れが恐れを呼ぶ恐慌です。朝のこない夜はありません。一日一日、明日を信じて恐れず生きるしかないようです。
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